ミレジム:Millesimes
Wine Information

フランス…おすすめワイン情報 Vol.12

2007 Bernard Moreau ベルナール・モロー

<アドヴォケイトで輝かしい評価を受けるモロー>

≪畑について≫
ベルナール・モローはシャサーニュに大変貢献している生産者で、13ヘクタールの素晴らしい自家畑を持っています。彼が目指すのは、上質な果実の純粋さと凝縮感を最高レベルまで引き出したワインを生産することです。モローはシャサーニュにおいて白ワインより赤ワインを多く生産していますが、ピノ・ノワールよりシャルドネでのアペラシオンを多く持っています。

≪醸造について≫
ワインに濃厚さとフィネスの両方を与える果実味とアロマをよりよく抽出するため、空圧圧搾機を設置しています。圧搾後、ワインは重力で発酵槽の下にあるバレルセラーのオーク樽へ導かれます。この樽は3人の異なる樽職人による生産です。新樽比率は白ワインが3分の1、赤ワインが5分の1で、白ワインは一週間に一度バトナージュ(澱の攪拌)を行い、次の収穫の前の9月に瓶詰めされます。近年、モローの所有する畑は、10ヘクタールから13ヘクタールとなり、ブルゴーニュ・シャルドネ、シャサーニュ・モンラッシェ・ブラン、シャサーニュ・モンラッシェ・ルージュ、プルミエ・シュヌヴォットの畑のワインは、さらに安定した品質のワインを造ることが可能になるでしょう。ワイン・アドヴォケイト誌123号でのピエール・ロヴァニの言葉をかりれば、“モローは丸々として、豪華で、おいしいワインを造っている”のです。

≪白ワイン≫ 
2007ヴィンテージの白ワインは、ふくよかなワインとなった2005、2006ヴィンテージとは大きく異なり、スタイルでいうと2004ヴィンテージに近いものがあります。2007の中でも良いもの、特に遅摘みのものは、2004ヴィンテージよりも優れています。酸の度合いも2007と2004はよく似ています。このレベルの酸は、ミネラルに富んだ土壌のワインに際立って表れます。早期に収穫された2007ヴィンテージのブドウはより植物の個性が突出し、クエン酸が感じられます。クエン酸はベルナール・モローの2007にもクエン酸感じられますが、風味の主流ではありません。モローのワインは非常にアロマ豊かで複雑さがありながらも、ミネラル感のあるワインです。※プルミエ・クリュの白ワインは、ほとんどが2009年の2月〜3月に瓶詰めされました。

Bourgogne Aligote ブルゴーニュ・アリゴテ

瓶詰め:2008年9月  100%ステンレスタンク

とても純粋で風味豊かな香りで、ライムの花や皮が広がります。味わいには、ライムの皮、ローストした松の実、ライムの花が次々と表れ、チョークの粉が感じられます。とても直線的でありながら、同時にアリゴテにしては非常に豊かな味わいです。

Bourgogne Blanc Chardonnay ブルゴーニュ・ブラン・シャルドネ

瓶詰め:2008年9月 シャサーニュの若木を使用  
生産量:40樽 新樽:8%

チョークの粉、バター、レモンメレンゲの香りで味わいにはチョークの粉、トースト、ナツメグ、シナモンが感じられます。新鮮さが際立つワインで、レモンとショウガがエネルギーを与えています。白い花と、わずかに蜂蜜が感じられ、クリームも表れます。

Chassagne Montrachet Blanc シャサーニュ・モンラッシェ・ブラン

モローは2005ヴィンテージからシャサーニュ・モンラッシェ・ブランの生産を倍増させ、生産量がシャサーニュ一の造り手になりました(およそ75樽、1875ケース)。ブドウ樹の3分の2がピュリニーとの境界にあり、3分の1がシャサーニュの硬い岩にあります。この2つのエリアの偉大な組み合わせにより、素晴らしい複雑さを持つワインに仕上げられています。
瓶詰め:2008年11月 全ての小地区のブレンド   
平均樹齢:30〜35年
新樽:4分の1(残りはそれぞれ4分の1ずつ、1年、2年、3年使用した旧樽)

ハーブバター、レモン、ライムの皮の香りが広がり、少量のレモンバターと豊富なハーブバターが感じられます。チョークの粉、レモンの皮、レモングラスの味わいから、ミネラル感に富んだドライなフィニッシュへと続きます。十分な長さを持つワイン。ピュリニー側の畑の由来するハーブバターとフィネス、またシャサーニュ側のミネラル、バターが表れます。ブドウ樹はシャサーニュ南北に植えられています。それぞれの個性が生きており、ミネラルと力強さが味わえます。

Meursault Les Vireuils ムルソーレ・ヴィルイル

瓶詰め:2008年11月   
生産量:5樽   
新樽:4分の1(残りはそれぞれ4分の1ずつ、1年、2年、3年使用した旧樽)  
契約栽培のブドウ

レモングラス、黒コショウ、レモン、ライムの皮、レモンバター、黄色い果実の香りが表れます。味わいにはレモンバターや黒コショウ、砂糖漬けの花、さらに、エネルギッシュな赤い果実が感じられます。また、シナモンやナツメグ、ソテーしたレモンの皮や塩分、ショウガも表れます。このヴィンテージで通常予想されるよりも、アロマの芳醇さが際立っています。

Chassagne Montrachet 1er Cru Les Champs Gains
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ レ・シャン・ガン

自家栽培のブドウと契約栽培のブドウ両方を使用
新樽:3分の1(残りはそれぞれ3分の1ずつ、1年、2年使用した旧樽)

刺激的なレモンバターとすりおろしたショウガとともに、大量のチョークの粉、レモンやライムの皮が香りに表れます。味わいにはショウガ、トースト、シナモン、バターをつけたライムの皮、コショウが広がり、緑茶やバターも感じられます。エネルギーに富み、喉の渇きを癒してくれるワインです。ミネラル分に富んだ、優れた土壌です。 ¥¥

Chassagne Montrachet 1er Cru Les Chenevottes
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ レ・シュヌヴォット

グラン・クリュに近く(ル・モンラッシェのすぐ横)、北の方に位置するアペラシオンで約5分の1ヘクタール所有。東に面しており、土壌は粘土質と石灰岩の混じったものです。ブドウは30年前の1972年に植樹。
白コショウ、ショウガ、レモングラス、黒コショウ、レモン、白い花の香りが広がり、ピュリニーよりもリッチなハーブバターが感じられます。味わいはチョークの粉、黒コショウ、レモン、ライムで、フィニッシュにかけてコショウやチョークの粉が豊かに表れます。また、ナツメグ、シナモン、レモングラスが混ざり合います。ハーブバター、フレッシュナッツの味わいで、良い長さを持つワインです。

Chassagne Montrachet 1er Cru Les Vergers 
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ レ・ヴェルジェ

シャサーニュで最もミネラルに富む土壌の1つです。
契約栽培のブドウ 樹齢:10〜15年

バターとともに、白や黄色の花、コショウ、チョークの粉が香ります。生のアーモンドや洋ナシ、バーベナ、澱のニュアンスも持ち、蜂蜜も少し感じられます。味わいには、バター、ミネラル、コショウ、レモン、黒コショウをふったジンジャートーストが感じられ、良い長さを持ちます。複雑でレースを思わせる、的確なワインです。モローのラインナップの中で最も気品あるワインの一つです。

Chassagne Montrachet 1er Cru La Maltroie 
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ ラ・マルトロワ

新樽:3分の1(残りはそれぞれ3分の1ずつ、1年、2年使用した旧樽)

豊かな白や黄色の花が広がり、蜂蜜、チョークの粉、マカダミアナッツなどナッツ類も加わります。レモンは若干控えめでよりバターや黄色の花が感じられます。2007ヴィンテージの中では平均以上の完熟感があるでしょう。エネルギーのある味わいで、ショウガ、バターが表れます。バターが強く、比較的ふくよかなワインでありながら、2007ヴィンテージの特徴であるレモンを感じさせます。味わいの中間には花やバターがひろがり、フィニッシュには黒コショウや白コショウが強く表れエネルギーに富んでいます。赤ワインのような構造を持ち、モルジョ・ブランにも似ています。

Chassagne Montrachet 1er Cru Les Grandes Ruchottes 
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ レ・グランド・ルショット

樹齢:70年(ドメーヌで最も古い)  
畑:下層土は頑丈な岩で、グランド・モンターニュに隣接する標高のやや高い場所にあります。

ローリエ、バター、レモン、ライムの皮が香り、ライムの花やその他の白い花など、花の香りも豊富に感じられ、スライスアーモンドが加わります。口当たりはとても滑らかで、クリーミーな質感です。ショウガや、豊富なエネルギーを感じさせる黒コショウ、シナモンが味わいの中間に表れ、フィニッシュには、赤ワインのような構造が感じられます。ミネラル感やコショウ、細かく刻んだローリエが感じられ、良い長さとレースのようなきめ細かさのあります。長期的に見ると、このワインはモローのワインの中でもっとも素晴らしいものですが、若いうちは閉じており、アロマも他に比べて弱いです。

≪赤ワイン≫ 
2007ヴィンテージの赤ワインはシャサーニュの赤が素晴らしい出来となりました。2006ヴィンテージからモローのワインは格段に向上しており、そのより柔らかく濃いタンニンと純粋な果実味は、2007ヴィンテージでも維持しています。その結果、今やモローはシャサーニュでトップレベルの造り手となりました。彼の村名ワインは、その手頃さと味わいにおいて、群を抜いています。カルドゥーズとサントノはより凝縮しているため、しばらく熟成させることで、その味わいが増すでしょう。

Bourgogne Rouge ブルゴーニュ・ルージュ

12ヵ月間の旧樽による熟成後に瓶詰め(新樽は0%)。
瓶詰め:2008年9月 新樽:25%

香りはサクランボとラヴェンダーが豊かに表れ、プラムや赤い果実が加わります。チョコレート、レッドチェリー、ラヴェンダーの味わいには黒コショウが豊富に感じられ、プラムとコショウ、乾いた土へと続きます。
★Burghound 34号 85点
シャサーニュのブドウと、4〜5年使用の旧樽を100%使用。ごくわずかな木のニュアンスが、素朴で土っぽさのある、熟れたレッドベリーのアロマを縁取っている。リッチでフルボディの風味の美味しい味わい。若干の粗さを感じさせるフィニッシュへと続く。2009年4月1日試飲。

Chassagne Montrachet Vieilles Vignes 
シャサーニュ・モンラッシェ・ヴィエユ・ヴィーニュ

瓶詰め:2008年12月   
新樽:新樽:3分の1(残りはそれぞれ3分の1ずつ、1年、2年使用した樽)

花の香り豊かで純粋なアロマ。さらに、凝縮感ある肉厚なブラックチェリーや赤、ダークレッドのバラ、黒ブドウ、薪のような香ばしい香りが広がります。味わいには赤い果実、ミネラル、豊富な黒コショウ、サクランボの皮、スパイスが表れ、砕いた黒コショウを感じさせるフィニッシュへと続きます。
★Burghound 34号 88点

樹齢35年以上。他のワインよりも、エレガンスが感じられるワイン。熟れた赤やダークベリーの香りが広がり、土や、なかなか本格的な味わいを感じさせる美味しい風味を持つ。味わいの中間には、ふくよかでドライなエキスが表れ、程よくしっかりとしたタンニンを包み込んでいる。今でも楽しめるし、4〜6年セラーで熟成させても良い。2009年4月1日試飲。

Chassagne Montrachet 1er cru Morgeot la Cardeuse
シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュ モルジョラ・カルドゥーズ

単一畑。この畑はモローが単独所有している区画です。       
瓶詰め:2008年12月   
新樽:50%(残り25%ずつ、1年、2年使用した樽)

ラヴェンダーが感じられる、とても的確な香りです。味わいはショウガ、ラヴェンダー、シナモン、肉厚なサクランボなど、肉厚な果実が感じられます。また、スモークや黒コショウも豊富に表れます。
★Burghound 34号 89点
他よりも若干良く熟しており、明らかに表情豊か。ほのかな木のニュアンスに縁取られて、熟れた赤い果実、カシス、土、コショウが表れ、続く風味はリッチでこくがあり、口内を埋め尽くしてゆく。素晴らしい深みと長さ。一見の価値あり。2009年4月1日試飲。

Volnay 1er cru Santenots ヴォルネイ・プルミエ・クリュ・サントノ

瓶詰め:2008年12月
香りは潰したサクランボ、湿った土が表れ、スモーキーで肉厚、ショウガも感じられます。まるでお香のような、アロマ豊かな香りが広がります。味わいにはコショウ、シナモン、ショウガが感じられ、エネルギッシュです。ラヴェンダーも表れ、的確で、かなり複雑です。フィニッシュには乾いた地面のニュアンスが若干うかがえます。
★Burghound 34号 90点

契約栽培のブドウ。このワインはエレガンスの度合いが格段にアップする。より素晴らしく可憐な赤いピノを感じさせ、ほのかなスパイス、鉄分が混じりの土が表れる。完熟感があり、リッチで寛大な風味は、適度にしっかりとしたタンニンに支えられ、ミネラル感のある、安定した長さのフィニッシュへと続く。2009年4月1日試飲。

 

 

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