豊満な果実味に鮮やかな酸を湛えた力強い味わい
メーヌ・ジャン・ポール・ピカール・エ・フィスは、1750年から代々続くヴィニュロンの家系で、サンセールでも最高のテロワールを誇るブエ村の丘陵地に総面積14ヘクタールの自社畑を有しています。過去の経験に学びながら近代的な技術を採り入れつつも、一族に代々伝わる職人技や手摘みによる収穫など、昔ながらの手法を守っています。2004年に息子のミカエルがドメーヌのビジネスに加わるようになってからは、AOCサンセールに加えて、AOCムヌトゥー・サロンのアペラシオンからも赤ワインと白ワインをそれぞれリリースしています。
近代的な醸造所
ドメーヌの醸造所は、重力を利用した醸造設備や瓶詰されたワインをゆっくりと時間をかけて熟成させるための近代的な醸造設備が完備されています。葡萄は畑で丹念に実を選定しながら手摘みで収穫することで、常にクオリティの高い果実だけが醸造所に運ばれます。ドメーヌの特徴の1つは、それぞれに異なる特徴を持った小さな区画の畑を数多く所有していることです。発酵には天然酵母のみを利用し、各々の土壌のタイプと畑の位置に応じて区画ごとに別個に醸造することで、それぞれのテロワールの持ち味を最大限に引き出し、複雑味を出しています。主要栽培品種のソーヴィニヨン・ブランとピノ・ノワールからフルーティな白ワインとロゼ、ストラクチャーのしっかりした赤ワインを作っています。