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ドゥニ・デュブリュデュー | Denis Dubourdieu

デュブリュデュー教授の知識を息子が引き継ぐ

ドゥニ・デュブリュデューはワイン・コンサルタントの世界に大きな足跡を残した。シャトー・ディケム、シュヴァル・ブランなどを抱える5本の指に入る実力者だった。世界の潮流を知るパレットと、ボルドー第二大学醸造学部教授として培った知識は、世界の知的財産だった。「マセラシオン・ペリキュレール(スキンコンタクト)」の技術で、ボルドーの白ワイン造りを革新し、「白ワインの魔術師」と呼ばれた。

教授は2016年に亡くなったが、彼の遺産はファブリスとジャン・ジャックの2人の息子たちに受け継がれた。ファブリスは醸造資格を有し、ジャン・ジャックもブドウの調達や醸造を担当する。教授は元々、コンサルタントで世界を飛
び回っていたため、息子たちが実務をこなしていた。

 

価格以上の価値がある

ボルドーに5つのシャトーを家族で経営している。ソーテルヌのドワジー・デーヌ、カントグリル、グラーヴのクロ・フロリデーヌ、オーラ、コート・ド・ボルドーのレイノンを所有する。ドワジー・デーヌはソーテルヌで初めて辛口白ワインを造った。2級格付けだが、特別なキュヴェのレクストラヴァガン・ド・ドワジー・デーヌは多くの1級をしのぐ。

クロ・フロリデーヌは、教授のセンスが冴える辛口の白ワインが有名で、レイノンは親しみやすい赤ワインで知られる。どのワインも教授の経験と技術をフルに発揮した、価格以上の価値があるワインばかりだ。

「ワインは畑で造られる」とは、多くの造り手が口にするが、デュブリュデューは「偉大なワインは畑だけでなく、セラーでも造られる」と語っていた。教授の哲学はそのまま生きている。

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