パーカーが絶賛、フランスの辛口白ワインで最も素晴らしいお買い得
世界市場を動かすロバート・パーカーは著書でこう語っている。「ワイン評論家をやっていて最も楽しい仕事の一つは、実際の価格の2〜3倍の値をつけてもおかしくないような、とびきり上等な隠れたヴァリューワインを発掘することである」。
そのパーカーが絶賛し、デイリーワインとして楽しんでいるのがドメーヌ・デュ・マージュだ。スペインと国境を接するフランス南西部のガスコーニュ地方は、アルマニャックの産地として有名だが、グラッサ家はアルマニャックの主要品種となるユニ・ブラン100%の辛口白ワインを1980年代に生産して成功した。プティ・マンサン、グロ・マンサンを使った甘口も人気が出て、ガスコーニュのイメージを変えた。
トロピカルフルーツの香りとさわやかな酸
パリでカジュアルなワインとして人気を集め、アメリカでもパーカー効果があって、一気に世界的なブランドとなった。ユニ・ブランとコロンバール主体のドメーヌ・デュ・マージュ・ブラン、ソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネは、トロピカルフルーツの香りとさわやかな酸を備え、だれが飲んでもおいしいと思える味わいに仕上がっている。
パーカーは「この国の辛口白ワインの中で最も素晴らしいお買い得の一つ」「冷蔵庫に保管して6〜9か月の間に楽しもう」「魚や貝料理と素晴らしい相性」など、熱意のあふれるレビューを、過去のワイン・アドヴォケイトで書き連ねている。巨大な生産量を誇るが、畑ではビオ農法と伝統的な農法のバランスをとりながら、栽培を進めている。醸造では炭酸ガスを使って酸化を防ぎながら、クリーンな果実を引き出している。一度は体験したいヴァリューワインだ。